2008年9月7日日曜日

仮面ライダー 小樽市総合博物館

第23話「空飛ぶ怪人ムササビードル」
怪人ムササビードルが新型液体燃料を狙って襲撃する大隅研究所一連の撮影は、小樽市手宮にある小樽市総合博物館で撮影されました。現在は廃線となった北海道初の鉄道、手宮線の車庫の跡地を利用して作られた博物館です。



ムササビードルが掴まっている物は機関車の転車台です。転車台は現在も館内の催しで稼働していて、停止位置が番組撮影時とは異なります。


遠景の構図を似せてみました。レンガ作りの建物は機関車庫1号です。機関車庫1号はもともと5線ありましたが、昭和初期に左側3線が取り壊され、1971年の番組撮影当時は、右側2線のみしか存在しませんでした。今回の取材で撮影した写真に写る左側3線は、1996年に復元された物です。館内の建物ではありませんが、ブロック擁壁の上にある建物が健在です。


一文字とムササビードルの攻防。
転車台の内部で格闘しています。現在は鎖が貼ってあり立ち入り禁止です。


一文字とムササビードルの背景に写る機関車庫が、右側2線分です。転車台の右側の幕が貼ってある所は機関車庫3号なのですが現在は補修工事中です。


劇中では煙を上げるSLを載せて転車台が回転しており、その後の建物が機関車庫3号です。大隅研究所の外観はこの機関車庫3号ではないかと思いますが、幕中の様子は全くわかりませんでした。この機関車庫3号は現存する日本最古の機関庫だそうです。


オートバイで逃げるムササビードルを追跡する仮面ライダー。
サイクロン号は転車台から延びる線路沿いに走っていきますが、現在は無理そうです。


向かって右側の2線に明治41年建造の面影が残されています。復元された左側3線は色が違いますが、煉瓦の積み方も異なっているそうです。


様々な歴史的遺構や道内で活躍した鉄道車両等が静かに展示されていました。今回はかなり駆け足の見学だったのですが、またゆっくりと訪れてみたいものです。


放映日 
1971年9月4日

取材日
2008年8月3日

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