2014年2月14日金曜日

仮面ライダー ホテルヴィレッジ館内

第46話「対決!! 雪山怪人ベアーコンガー」

ホテルビレッジ内には様々な施設があります。ロビーとタワー館と呼ばれる客室棟が番組撮影当時からある建物。シャトー館は会員制の宿泊施設で番組撮影後に新築されたもの。ウィング館は番組当時から存在しましたが、最近改築された客室棟で、館内のサスペンスシーンが撮影されたのはこのウィング館だと思われます。


フロント脇のラウンジの一角、現在は「森のカフェ」となっている所です。丸い柱はそのままだと思いますが、天井は低く、サッシは新しくなっています。照明が間接照明となった際に天井が低くなったのではないかと思います。


フロントと反対側の突き当たり、右に行くとタワー館、左はシャトー館です。


同じ場所でユリを左から見るアングル。現在はお土産売り場です。ここでユリが「わたしたち、いま草津高原のホテルヴィレッジにきているの。とてもいいところなんだから。」と手紙を書いていますが、42年の年月を経てタイアップが功を奏しています。


土産売り場と反対側、窓の奥に見える逆台形の窓は現在はパティオ(レストラン)です。


エピローグに登場する屋内プールが現在パティオ(レストラン)になっています。パティオは立体的な作りになっており、当時のプールの構造をあまり変えずに改装されているような感じがしました。


斜めの梁が当時のまま残されています。番組に映っていた壁面は調理している様子が楽しめるライブキッチンとなっています。また写真では分かりにくいのですが壁には等間隔に窓が塞がれた跡が有り、番組内の窓の形状とよく一致していました。


ロビー付近の通路からパティオに降りる階段。当時の元とは設置場所、形状とも異なるようです。


特徴的な斜めの梁は建物全体に見られました。豪雪に耐える為に必要な構造なのかもしれません。またレストランとなった現在でもアクセント的にパラソルがある席がいくつも設置されていました。


厨房への入り口の形状が番組に映る出入口や窓の形状と一致しました。丁度フライパンが吊るされている壁面に同じような形状の塞がれた跡があります。


現在屋内プールはテルメテルメと言う施設に新造されていますが雰囲気は番組に写る物と似ていました。

今回はタワー館とシャトー館に宿泊しましたが、結局番組が撮影されていたのは最も新しく改築されたウィング館の様です。よって室内の比較できませんでしたが、取材を行ったの範疇で掲載してみたいと思います。

番組に登場する、「412号室」が「2-412号室」だとすればやはりウィング館の撮影であったと思われます。他に当時存在したタワー館の4階の部屋には460〜470番台が振られていました。


ウィング館4階の最も外れに「2-412号室」がありました。この部屋のすぐ隣に階段室があります。


通路はどこもそれなりに明るい雰囲気になっていました。


ここはシャトー館のエレベーターホールを撮影してみましたが、シャトー館は番組撮影当時は存在しませんので似て非なる所でしょう。


室内はタワー館、シャトー館で撮影しましたが、どちらも当てはまりませんでした。ウィング館の室内もホテルのHPで見る限り撮影当時とは大分雰囲気が異なるようです。


こちらも残念ながらシャトー館です。


自分は発見することができませんでしたが、ロッジ風の美川邸は「仮面ライダーロケ地大画報」のyart先生さんの取材に寄ると、客室ではなく従業員の宿泊施設で健在だとのことです。内部もその建物での撮影だと思われます。取材写真はタワー館の物ですが間接照明を重視した室内照明のコンセプトは同じようです。


マタギの老人がベアーコンガーに変身する場面はウィング館の「412号室」だと思いますが、取材写真ではこちらもタワー館で撮影した物を掲載します。撮影当時カーテンは黄色だったのでしょうか。


タワー館備え付けのホテルビレッジのメモ。何となく年期が入っているような気もします。ホテルビレッジ宿泊記の様になってしまいましたがこんな調子で続きます。


放映日
1972年2月12日

取材日
2014年1月30日〜2月3日

0 件のコメント: