2016年12月26日月曜日

仮面ライダー 多摩美1丁目

第96話「本郷猛 サボテン怪人にされる!?」

サボテンバットがおばさん達をサボテンにして回る場面は、東映生田スタジオ周辺の多摩美1丁目の住宅地で撮影されています。

サボテンを売っているところは多摩美1丁目8。家並みや傾いた電柱がほぼそのまま残されていました。


ピンクの服のおばさんがサボテンにされる道も同じ一角での撮影です。ここも左側の青い瓦のついた白壁、右側の石垣と側溝など、番組撮影時と同じ雰囲気が多々残されています。


黒い服のおばさんがサボテンにされる場所は、多摩美1丁目から麻生区高石3丁目へ降る長い階段です。


階段を見上げて右側の多摩美1丁目11と12のお住いにも当時の雰囲気がよく残されていました。白いハート型のフェンスに妙に郷愁がそそられます。


階段から下ると県道124号線。少し前はその辺りにミニシアター「グリソムギャング」があり、上映会に参加する際は少し回り道をしてこの階段をよく利用しました。

青色 サボテンを売っていたところ
黄色 ピンクの服のおばさんがサボテンにされるところ
赤色 黒い服のおばさんがサボテンにされる階段

多摩美界隈も歩いていると新しいお住いが増えてきたと感じますが、今回取材に訪れたところはいずれも当時の雰囲気が色濃く残されていました。

放映日
1973年1月27日

取材日
2016年11月26日

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

MGG様。初めての投稿になります。この写真に実家が映っている者です。1971年から成人するまで暮らしていました。就職して地元を離れ、現在は北関東の田舎街に暮らしていますが、年に数回帰省しています。
以前からこのサイトは観ていましたが、実家が映っていたのとかしわやのおばさんが亡くなった話があったので投稿させて頂きます。
生田スタジオ周辺は子供の頃の遊び場で、かしわやは毎日通っていました。スタジオのお兄さんとも仲良くなって、スタジオの中での特撮風景を観せてもらったり、仮面ライダーやゴレンジャーのマシンに乗せてもらったりしていました。(子供でも判るぐらい雑な造りで意外にボロかったです・・・)
洗濯したショッカーの衣装が無造作に干してあったり、自宅の周辺で日常的に撮影が行われていたので、こうした特撮番組に夢も希望も持たない現実的な少年時代でした。(笑)
CALスタジオになってからもCMや時代劇などが撮影されていて、色んな俳優さんや女優さんに遭う事がありました。多摩美にも芸能人が何人か住んでいたし、読売巨人軍の寮も近くにあったりして日常的に有名人が身近に存在するのですっかり冷めた人間に育ちました。
かしわやのおばさんも亡くなり、読売ランド前駅周辺もだいぶ閉店する店が多くなり、昔の面影が徐々に薄れてきたのを感じていますが、独特の谷底みたいな地形ゆえに大規模な再開発も出来ない故に、昔の面影を思い出せるレベルの変化で収まっているのかと思います。
出来れば、仮面ライダーの聖地として街興しでも出来たらと思っています。

MGG さんのコメント...

匿名 さん

コメントありがとうございます。返信が遅くなり誠に申し訳有りません。
取材写真にご実家が写っていたということで、いつかこういった事で 怒られそうだなと、
思いつつ 記事を書いているのですが、まさに今回、大変失礼致しました。

スタジオが健在時にこの場所でお過ごしになられた方からの話をおうかがいする度、うらやましく思います。
今も時々、生田スタジオ周辺には足を運んでいますが、 かしわやさんの跡地にも新しいお住まいが立ち、
駅前も 緩やかにではあるものの確実に時間の流れは 実感しております。

また、 興味深いお話をお聞かせ願えましたら幸いです。
今後とも、よろしくおねがいします。